八ヶ岳で白樺樹液採集体験レポート

認定講師の前島です。

少し前になりますが、八ヶ岳の森の中の施設で白樺樹液採集の体験に行ってきました。

今年は例年よりも雪が少なく暖かかったので、施設の方に聞いていたより早め採集時期を4月中旬くらいにお願いしてみました。

白樺の木は森の肥料とも言われ、最初に山林の何もないような荒地から芽吹き育ち、先に朽ちて他の植物の肥料になるという事を

以前写真家のお爺さんに教えていただきました。

会場に行ってみると白樺の木が生えている場所は、日当たりの良い熊笹しか生えてないような場所が多かったです。

八ヶ岳の山林の中の白樺の木は確かにありますが、割と成長しきったような木が多いような気がします。

白樺の樹液は、森の病院・薬局などと呼ばれていて、ミネラル・キシリトールなどの成分が含まれているそうです。

昔から、北欧やロシアなどの国で採取し飲まれていたそうです。

ここからはどんな事をしたのかの体験レポートです。

最初に施設の方に作業の説明を聞き、ペットボトルを加工して採取の道具作り。

みなさん慣れない道具で苦戦して作業しています。

道具を持って、森の中に採取できそうなサイズの白樺の木をみんなで探しにいきます。

熊笹林をかき分け自然観察しながら、歩いて行きます。

木にドリルで穴を開けます。

穴の開け方、採取の仕方の説明を受けます。

穴から白樺樹液が出てきます。ほんのり甘く、とても美味しかったです。

木に開けた穴にホースを差してペットボトルをセットします。

美味しい樹液に虫が集まってきます

樹液採取の待ち時間に、お水と樹液の味の比較体験

お水も湧き水なのでとても柔らかく甘く美味しかったですが、白樺樹液はさらに甘く淡く美味しかったです。

以前、市販の隣町の白樺樹液を購入しましたが乳酸菌発酵したニオイがして苦手な味でしたが、全くクセがなくてびっくりしました。

昨日から採取していただいた樹液でコーヒーを淹れ、一休み

インスタントのドリップコーヒーでしたが、信じられないくらい美味しいコーヒーになりました。

これは飲んで体験しないと伝わらない味です。

樹液を回収しに再び森にいきます。

採取した樹液を回収。2時間くらいで1.5Lくらい集まりました。

短い時間で結構採取できました。

白樺の木の穴を小枝で塞ぎます。

集めた樹液を持ち帰り用にみんなで分けます

最後に白樺の木や森のいろいろなお話を聞きました

2時間と短い時間でしたが、とても楽しい体験ができました。

自然のものなので、時期や産地でかなり採取の状況も変わるし、味も変わってくることも感じました。

今回は同じ八ヶ岳で身近に住んでいても、気づかない事・知らないことがまだまだいっぱいあり良い学びになりました。

白樺樹液採集のような自然体験ができる会場が見つかれば、今後いろいろな体験講座を開催したいと思っています。

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